2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

……04/2006

計35冊。翻訳モノがあまり読めなかったのが残念。 ページをめくれば(ゼナ・ヘンダースン)★★★★★ 無痛(久坂部羊)★★★ ココ・マッカリーナの机(中島京子)★★★★ ミス・ジャッジ(堂場瞬一)★★★★☆ 地球礁(R・A・ラファティ)★★★☆ 夜の朝顔(豊島ミホ)★★★★★ …

ページをめくれば (奇想コレクション)(ゼナ・ヘンダースン)★★★★★

ページをめくれば (奇想コレクション)作者: ゼナ・ヘンダースン,安野玲,山田順子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/02/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (49件) を見るこの人の作品を読むのは初めて。主に1950年代…

ココ・マッカリーナの机 (集英社文庫)(中島京子)★★★★

ココ・マッカリーナの机 (集英社文庫)作者: 中島京子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/04/20メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (19件) を見るこの人の小説を読みたいと思ってたのに、機会がないままエッセイを先に読むことになってしま…

無痛(久坂部羊)★★★

無痛作者: 久坂部羊出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2006/04メディア: 単行本 クリック: 18回この商品を含むブログ (57件) を見るこの人の作品を読むのは初めて。どうもここ数日、読書体力が落ちてて、そういうときは一気読み出来そうな国内ミステリに食指が…

ミス・ジャッジ(堂場瞬一)★★★★☆

ミス・ジャッジ作者: 堂場瞬一出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2006/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見るこの人の作品読むのは初めて。 舞台はメジャーリーグ。日本のプロ野球からアメリカ・レッドソックスに移籍した日本人ピッチャ…

地球礁(R・A・ラファティ)★★★☆

地球礁作者: R.A.ラファティ,R.A. Lafferty,柳下毅一郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2002/09メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (21件) を見る『宇宙舟歌』に続いてこの人の作品読むのは二作目です。 アメリカSF界でもっとも独創…

夜の朝顔(豊島ミホ)★★★★★

夜の朝顔作者: 豊島ミホ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/04/26メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (54件) を見る豊島ミホ、2ヶ月連続での新刊発売です。前作『陽の子雨の子』は青春期特有の自意識との闘いをストレートに描いた、イン…

そろそろくる(中島たい子/集英社)★★

そろそろくる作者: 中島たい子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/03/03メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (54件) を見るこの人の作品を読むのは初めて。『漢方小説』がちょっと話題になってましたね。 三十歳を過ぎたイラストレーター…

ミーナの行進(小川洋子)★★★★★

けっこう久々の新刊じゃないですか? 読み終えて改めて思いました。小川洋子の作品は本当に素晴らしい。主人公の朋子は、母親の仕事の都合で中学入学から一年間、叔母の家に居候することになる。初めて会う叔母とその家族、そして芦屋の邸宅は、岡山の田舎か…

新世界(柳広司)★★★☆

新世界作者: 柳広司出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/07/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る『トーキョー・プリズン』の熱気が覚めやらぬまま、この人の他の作品に手を伸ばしてみました。 第二次大戦が終わった夜、原爆が生まれた砂漠…

トーキョー・プリズン(柳広司)★★★★

トーキョー・プリズン作者: 柳広司出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/03メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (51件) を見るこの人の作品を読むのははじめて。なのだが、ちょっとぶっ飛んだ。 元軍人のフェアフィールドは、巣鴨プリズン…

ぶぶ漬け伝説の謎 裏京都ミステリー(北森鴻)★★★★

ぶぶ漬け伝説の謎 裏京都ミステリー作者: 北森鴻出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/04/20メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 13回この商品を含むブログ (28件) を見る<裏京都ミステリー>シリーズ第二弾。…といってもわたしは前作の『支那そば…

ソラリス (スタニスワフ・レム コレクション)(スタニスワフ・レム)★★★★★

ソラリス (スタニスワフ・レム コレクション)作者: スタニスワフレム,Stanislaw Lem,沼野充義出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2004/09/20メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 309回この商品を含むブログ (125件) を見る今年の『SFマガジン』オールタイ…

ファンタジスタ (集英社文庫)(星野智幸)★★★★☆

ファンタジスタ (集英社文庫)作者: 星野智幸出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/04/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (24件) を見る最近、この人が新聞に寄稿した文章(WBCに関するもの)が賛否両論を呼んでるようですね。 …

犬はどこだ (ミステリ・フロンティア)(米澤穂信)★★★★★

犬はどこだ (ミステリ・フロンティア)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/07/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (244件) を見る<ライトな本格ミステリ×青春小説>がこれまでの米澤ワー…

死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)(乙一)★★★☆

死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)作者: 乙一出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2001/10/01メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 823回この商品を含むブログ (215件) を見る乙一の小説は全部読んだような気になってたけど、これは未読でした。 飼育係になりたいが…

さよなら妖精 (ミステリ・フロンティア)(米澤穂信)★★★★★

さよなら妖精 (ミステリ・フロンティア)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2004/02メディア: 単行本 クリック: 29回この商品を含むブログ (184件) を見る最近ハマってる米澤穂信。今日ブックオフでこの本を発見したのでラッキーとばかりに買…

ルート350(古川日出男)★★★★★

ルート350作者: 古川日出男出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/04/18メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (78件) を見る最新短編集です。 現実と幻想、真実と虚構、過去と現在と未来ーーーすべてを飲み込み構築され、疾走する新たな物語…

陰日向に咲く(劇団ひとり)★★★

陰日向に咲く作者: 劇団ひとり出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2006/01メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 234回この商品を含むブログ (772件) を見る話題本ということで。結構悩みましたが、帯にある恩田陸の推薦文を信じて。 落ちこぼれたちの哀しいまで…

愚者のエンドロール (角川文庫)(米澤穂信)★★★★

愚者のエンドロール (角川文庫)作者: 米澤穂信,高野音彦,清水厚出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2002/07/31メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 228回この商品を含むブログ (438件) を見るセイイチさんに<古典部>シリーズを…

最近読んだ漫画など

ついでに最近読んだ漫画を。PLUTO (3) (ビッグコミック)作者: 浦沢直樹,手塚治虫,長崎尚志出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/03/30メディア: コミック購入: 3人 クリック: 51回この商品を含むブログ (423件) を見るウランちゃん可愛い。上に挙げた「KINO…

漫画特集〜「KINO VOL.1」と「Invitation 2006年5月号」

どちらも目玉は浦沢直樹。まぁ今は浦沢直樹ですよね。KINO Vol.1作者: 京都精華大学情報館出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/04/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (32件) を見るこちらは創刊号。京都精華大学情報館…

クリストファー男娼窟(草間彌生/而立書房)★★★★

ちょうど読んでみたいなぁと思った翌日に出会うとはね。ま、美術館に行ったからだけど。 面白いし実際一気読みしてしまった。時代のせいか三島由紀夫を思い出すゴテゴテ感と、著者が経験したのであろう強迫観念の幻想に彩られながら、わりとストレートな作品…

東京ーベルリン/ベルリンー東京展 at 森美術館

美術館は久しぶり。最近、美術品関係の本を読んでいたせいか、単にヒマだったということもあるけど。 実はこの森美術館を訪れるのもはじめて。東京に住んでるってのにねぇ。行ってみたい企画展はこれまでもあったのだけど、なかなかタイミングが合わず…。 と…

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)(米澤穂信/創元推理文庫)★★★★★

昨日読んだ『いちごタルト』が面白かったので、さっそくその続編へ。 小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。諦念と儀礼的無…

無限の網――草間彌生自伝(草間彌生/作品社)★★★★★

ほんっとうにアートとかに弱いもんで、この人の名前もうっすら聞いたことがあるような…ていうかんじだったんですよ。どういう人なのかどういう作品を書いてる人なのかも知らず。なのにこの本を手に取ったのは、金原瑞人氏による『12歳からの読書案内』で紹介…

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)(米澤穂信/創元推理文庫)★★★★

米澤穂信、初挑戦です。この本は前々から気になってたんだけど、今月この続編が出たらしく、二冊とも平台に並べてあったので両方購入。 小鳩君と小山内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って来よく…

君が代は千代に八千代に (文春文庫)(高橋源一郎/文春文庫)★★★★★

こないだ読んだ『性交と恋愛にまつわるいくつかの物語』が面白かったので、次に挑戦。そういえば最近出た『文藝』も高橋源一郎特集だったので、とりあえず買っておいた。まだじっくりとは読んでないけど、波瀾万丈な人生を歩んでこられたようですね。で本作…

町長選挙(奥田英朗/文芸春秋)★★★★★

伊良部シリーズ第三弾です!! 新刊が出るなんて知らなかったから、本屋で見つけた時の嬉しさは格別です。 で、一気読みしちゃいました。やっぱこのシリーズ最高。 とくに今回は、表題作をのぞいた3編が、なんと<有名人>シリーズなのだ。メディアをにぎわせ…

加納朋子の「てるてるあした」がドラマ化

されるとのことですが、今日の夜、その第一話のダイジェスト版を見ました。 「ささらさや」と「てるてるあした」をミックスさせた脚本みたいですね。つまりサヤと照代がそれぞれ、同時期に佐々良にやってくるというかんじで。ドラマとしてはそれくらいのバリ…