地球礁(R・A・ラファティ)★★★☆

地球礁

地球礁

『宇宙舟歌』に続いてこの人の作品読むのは二作目です。

アメリカSF界でもっとも独創的な作家として知られるラファティによる奇想小説。アイルランド大ボラ吹きの血と頑迷なまでのカソリックの信仰が生み出した奇想天外な語り部ラファテイのマジック・リアリズムの世界。

地球に住むプーカ人一家・デュランティ一家の物語。ちょっと物騒な寓話のようなかんじ。
変な作家だね、この人は。なんなんでしょうか、この発想は。
個人的にはテンポいい『宇宙舟歌』のほうが好きだけど、これもなかなか面白かったです。次はこの人の短編を読みたいな。