2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Blog Petを入れてみた

よくわからないままに設定してみたが、やっぱよくわからない。しかしかわいい。パンダをクリックすると近づいてきて何か言葉を発するようだ。わたしのブログから言葉を学ぶらしいが、さっきは「スジ…」ってつぶやいてた…なぜだ。いや好きだけどね、スジは。

2005/6月に読んだ本は…

来週まで更新できそうにないのでとりあえず6月の総括。計25冊。 死神の精度(伊坂幸太郎/文芸春秋) 図書室の海(恩田陸/新潮社) アーモンド入りチョコレートのワルツ(森絵都/角川文庫) 楽園のつくりかた(笹生陽子/角川文庫) 夏のこどもたち(川島…

図書室の海(恩田陸/新潮社)

なーんにも買いたい本がなくて「そういえばこれまだ読んでないよな」と買ってきたらその翌々日に文庫化…。『夜のピクニック』が本屋大賞受賞して注目されてるなか、その予告編が含まれるこの短編集が文庫化されることなんて十分あり得ることなのに…読めなか…

死神の精度(伊坂幸太郎/文芸春秋)

待ってました伊坂幸太郎の新作。装丁が素敵。紙もけっこういいの使ってますね。 俺が仕事すると いつも降るんだ クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語 またまたいいキャラつくっちゃったね〜。死期が近い人間に近づいて調査し報告する「仕事」……

脂肪と言う名の服を着て 完全版(安野モヨコ/祥伝社)

『働きマン』以降、最近の作品はもちろん昔引っ越しのときに売っちゃった『ハッピーマニア』まで再び文庫版で買い求めるほどに個人的安野モヨコブーム。で、買っちゃったこの本。 ストレスからつい過食気味になって太っていくOL・ノコ。同僚で美人のマユミが…

今月の角川文庫はYA祭り?ーアーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)(森絵都)/楽園のつくりかた (角川文庫)(笹生陽子)/夏のこどもたち (角川文庫)(川島誠)

今月の新刊にこの三冊が入ってるのだ。同じく今月の新刊である乙一『GOTH』もまぁ無理矢理YAか…!? いや、違うか…。ま、どちらにせよ今月の角川文庫は好きな本(←「アジアンタムブルー」や「GOTH」)や、気になりつつ読めなかった作品(今日取り上げた作品)…

タイガー&ドラゴン最終回!

「泣かせてぇんじゃねぇ、笑わせてぇんだよ」…って泣かせてんじゃん! 全部通してみれば笑えるとこのが多かったけどね。 終わった…。終わっちゃったよ。やっぱ泣いちゃったよ…。前回の流れからして絶対に泣くだろうなとは思ってたものの。もー西田敏行最高!…

さよならダイノサウルス (ハヤカワ文庫SF)(ロバート・J・ソウヤー/ハヤカワ文庫)

『イリーガル・エイリアン』『フラッシュフォーワード』に続いてこの人の作品を読むのは三作目。 恐竜はなぜ滅んだのか? この究極の謎を解明するために、二人の古生物学者がタイムマシンで六千五百年のかなた、白亜紀末期へ赴いた。だが、着いた早々出くわ…

岸和田少年愚連隊 完結篇 (講談社文庫)(中場利一/講談社文庫)

文庫になって追いかけ始めた「岸和田」シリーズ、一応完結編。 二十歳になる、ほんの少し前ー。岸和田の少年たちの姿を綴った自伝的人気シリーズの完結編。チュンバは周囲の"ごんた"たちが前向きに後ろ向きにと変わっていくなか、ひとり変わらずに、変われず…

訂正ーMusical Baton

コンピューターに入ってる音楽ファイルの要領は63.9MBと書きましたが、そんなわけないだろう。それは一枚のアルバムの容量…正しくは4.78GBでした。ま、すごくどうでもいいことですけど。

おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)(ジム・トンプスン/扶桑社ミステリー)

去年の一時期、扶桑社から出てるこの人のソフトカバーの作品にはまって何冊か読んだけど、読んだことない作品が文庫で新訳が出てたので買ってみる。前に訳された時は「内なる殺人者」というタイトルだったよう。ちなみに原題は「THE KILLER INSIDE ME」。「…

READING BATON

…最近バトン流行ってます? id:jasperさんからまわってきました。 ●お気に入りのテキストサイト(ブログ) 「未読王購書日記memo」 笑わせてくれます。 ●今読んでいる本 「おれの中の殺し屋」(ジム・トンプソン/扶桑社ミステリー) ●好きな作家 山田詠美、恩…

現代SF1500冊 乱闘編 1975―1995(大森望/太田出版)

SFマニアによるSFファンのためのSF総括本…だろうか。すごいよ、濃いよ…。日本におけるSFの動向から出版業界の内実までぎっしりと詰まった一冊。ていうか『サンリオSF文庫の衝撃、サイバーパンクの高揚から、SF「冬の時代」まで』という帯の言葉の意味すらわ…

ベルカ、吠えないのか?(古川日出男/文芸春秋)

町田康の「告白」に続いて、同じく豊崎由美絶賛の作品に手を出してみる。この人の作品を読むのははじめて。 一九四三年、北洋・アリューシャン列島。 アッツ島の玉砕をうけた日本軍はキスカ島からの全面撤退を敢行、無人の島には四頭の軍用犬「北」「正勇」…

Musical Baton!?

こういうものの存在も知りませんでしたが、id:seiitiさんからまわってきたのでやってみましょう。 ●Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量) iTunesに入ってるのは63.9MBですが、同居人である恋人と共有し…

告白(町田康/中央公論新社)

最新作『浄土』に続いて二作目の町田康作品。 人はなぜ人を殺すのか 河内音頭のスタンダードナンバー<河内十人斬り>をモチーフに、町田康が永遠のテーマに迫る渾身の長編小説! <河内十人斬り>とは… 明治二十六年五月二十五日深夜、雨。河内国赤阪村字水…

螺旋館の奇想 (文春文庫)(折原一/文春文庫)

この人の作品は読むのは久しぶり。というか本格ミステリ読むこと自体久しぶりだ。この本が新刊の平台に並んでいるのを見て、「館」シリーズは全部読んだはずだよなぁ…と考えていたらしばらくして気付いた。それは綾辻行人だよ! ミステリー界の大御所が、秩…

花狂い (ハルキ文庫)(広谷鏡子/ハルキ文庫)

この人の本を読むのは初めて。かなり前に「本の雑誌」で北上次郎がオススメしてて読みたいなぁと思ったのだが忘れてしばらくたったうちに文庫になったもの。 「奥さんに男ができたんだ」…六十六歳の大学教授・治夫は、元教え子の愛人にそう断言され、最近き…

ジェニーの肖像 (創元推理文庫)(ロバート・ネイサン/大友香奈子=訳/創元推理文庫)

文庫新刊の平台で見覚えのある作者名を見つけて手に取った。ネイサン…読んだことないけどどうして見覚えがあるんだろう…と考えはじめたところで、帯に恩田陸のコメントがあることに気づき、思い出した。恩田陸の『小説以外』というエッセイで取り上げられて…

「夜のピクニック」が映画化

されるらしい。映像にするとすごーく地味になりそうな気がするんだけど、どうなんでしょう…? http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-050613-0017.html

ポーの話(いしいしんじ/新潮社)

二年ぶりの書き下ろし長編ってことはもしかして『プラネタリウムの双子』以来の長編ってことなのかな? わたしが初めて出会ったいしいしんじの作品が『プラネタリウム〜』だから、それから二年経ったってことね…。 太古から岸辺に住みつく「うなぎ女」たちを…

浄土(町田康/講談社)

この人の作品読むのははじめて。なんか読みづらそうなイメージがあったもんで…。ジャケ買いです。 帯には「THIS IS PANK! いま、ここに浄土があらわれる。破天荒なる暴発小説集」とあって、なるほどこれがパンクなのか…と考える。でも思ったよりエンタメ性高…

雨にぬれても (幻冬舎アウトロー文庫)(上原隆/幻冬舎アウトロー文庫)

なぜか幻冬舎文庫を二冊連続。アウトローってなんだよ…。 今月の本の雑誌で北上次郎氏がまるまる1ページにわたって絶賛してた作品。気になってたので読んでみた。さまざまな人生の喜怒哀楽を優しく見つめるコラム・フィクション。 あとがきで著者は、アメリ…

結婚貧乏 (幻冬舎文庫)(幻冬舎文庫)

平安寿子、宇佐美游、春口裕子、三浦しをん、内藤みか、真野朋子、森福都、松本侑子による「結婚」をテーマにしたアンソロジー。 将来有望な五歳年下のプロ野球選手と結婚した実奈子、優しく病弱な大学病院の内科医とおだやかな結婚生活を送る美咲。結婚式の…

海の底(有川浩/メディアワークス)

『塩の街』『空の中』に続く注目作家の最新作。 ある晴れた休日、横須賀沿岸に戦慄が走った。巨大なザリガニのような生物が大挙して上陸、人間を襲い始めたのだ。街中がパニックに陥ったなか、13人の子供たちが逃げ遅れる。海上自衛官の夏木と冬原は子供たち…

嘘は止まらない(戸梶圭太/双葉社)

間抜けな小悪党・須波はぶらりと入ったパチンコ屋で変な外人に出くわす。上下スウェットに健康サンダルといういでたち、そして訳の分からない歌を大声で歌いながら打ってる背の低い黒人だ。暇を持て余していた須波は、その男を尾行しはじめる。その男はぶら…

てるてるあした(加納朋子/幻冬舎)

昨日の今日で早速買ってしまった。 舞台は同じく佐佐良、地味なこの街にやって来た少女・照代が今回の主人公。浪費癖がある両親が夜逃げし、母の遠い親戚であるという女性を頼ってきたのだ。その親戚の女性というのが、なんと久代さん。というわけで『ささら…

ささらさや (幻冬舎文庫)(加納朋子/幻冬舎文庫)

事故で夫を失ったサヤは赤ん坊のユウ坊と佐佐良の街へ移住する。そこでは不思議な事件が次々に起こる。けれど、その度に亡き夫が他人の姿を借りて助けに来るのだ。そんなサヤに、義姉がユウ坊を養子にしたいと圧力をかけてくる。そしてユウ坊が誘拐された! …

SFベスト201 (ハンドブック・シリーズ)(伊藤典夫 編/新書館)

SF初心者なので、知らない名前がた〜くさん。知ってるのはイーガン、ディック、ウィリス、ソウヤー、シモンズくらいか。これから本を選ぶときの参考になりそうな一冊。

女彫刻家 (創元推理文庫)(ミネット・ウォルターズ/創元推理文庫)

この人の作品読むのは二作目。 オリーヴ・マーティンー母妹を切り刻み、それをまた人間の形に並べて、台所に血まみれの抽象画を描いた女。無期懲役囚である彼女には当初から謎がつきまとった。凶悪な犯行であるにも拘らず、精神鑑定の結果は正常。しかも罪を…