2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

……07/2005

スカーレット・ウィザード〈3〉 スカーレット・ウィザード〈4〉 スカーレット・ウィザード〈5〉 スカーレット・ウィザード外伝―天使が降りた夜(茅田砂胡/中央公論新社) 失踪HOLIDAY(乙一/角川スニーカー文庫) スカーレット・ウィザード〈1〉 スカーレ…

スカーレット・ウィザード〈3〉 (C・NOVELSファンタジア) スカーレット・ウィザード〈4〉 (C・NOVELSファンタジア) スカーレット・ウィザード〈5〉 (C・NOVELSファンタジア) スカーレット・ウィザード外伝―天使が降りた夜 (C・NOVELSファンタジア)(茅田砂胡/中央公論新社)

怒濤のラスト、そして外伝…勢いで一気読み。ホント、漫画みたいですいすい読めてしまう。楽しかった。絵も結構気に入ってます。この人の他の作品も読みたいな。

スカーレット・ウィザード〈1〉 (C・NOVELSファンタジア) スカーレット・ウィザード〈2〉 (C・NOVELSファンタジア)(茅田砂胡/中央公論新社)

しばらく前から行きつけの書店のSF・ファンタジーの棚で、このライトノベルっぽい表紙のノベルズがやたらたくさん平台に並べられているのを見て気にはかかったんだけど、今日改めてその平台をじっくりと見てみると、半分以上がこの作者の本であることに気付…

失踪HOLIDAY (角川スニーカー文庫)(乙一/角川スニーカー文庫)

14歳の冬休み、わたしはいなくなったー。大金持ちのひとり娘ナオはママハハと大喧嘩のすえ、衝動的に家出! その失踪先は……となりの建物!! こっそりと家族の大騒ぎを監視していたナオだったが、事態は思わぬ方向に転がって……!? 心からやすらげる場所を求める…

触身仏 蓮丈那智フィールドファイル? (新潮文庫)(北森鴻/新潮文庫)

昨日に続いて蓮丈那智シリーズ第二弾。 こちらも前回同様、民族学的な謎を起点とする、もしくはそれらとリンクするようにして起こった現実の事件を、民俗学者・那智が解き明かす。ただし前作ではほとんど第三者として事件に関わって来た那智とミクニだったが…

凶笑面 蓮丈那智フィールドファイル? (新潮文庫)(北森鴻/新潮文庫)

前々から読みたいと思ってた蓮丈那智シリーズ。今月の新潮文庫でフィールドファイル2が出てたので合わせて買ってきた。 中性的な美貌の持ち主でありながら、冷たい雰囲気と突拍子もない発想力のせいか学会では<異端>と見なされる民俗学者・蓮丈那智。彼女…

青空チェリー (新潮文庫)(豊島ミホ/新潮文庫)

豊島ミホ初の文庫化。「R-18文学賞」受賞作を含めたデビュー作でもある。発売当時に読んだんだけど、今手元にないうえ、文庫化にあたり大幅に加筆修正されてるとのことで買ってみました。 ★「ハニィ、空が灼けているよ」 戦時下の日本ー大学生の麻美は恋人で…

イリヤの空、UFOの夏〈その4〉 (電撃文庫)(秋山瑞人/電撃文庫)

伊里野と一緒に逃げ出した浅羽。二人の前にはかすかな幸せとその幸せを圧倒する様々な困難が待ち受けていた。次第に破壊されていく伊里野を連れ、疲弊した浅羽が最後にたどり着いた場所は…!逃避行の顛末を描いた『夏休みふたたび前・後編』と『最後の道』。…

2005年のロケットボーイズ(五十嵐貴久/双葉社)

「『1985年の奇跡』の著者が贈る本邦初の理系青春小説」という帯の文句に惹かれてなんとなく購入。この人の作品は「1985〜」しか読んでないんだけどなかなかいい青春小説だったし。 主人公のカジシンは私立の工業高校に通うやる気のない高校生。飲酒がばれて…

さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)(乙一/角川スニーカー文庫)

単行本の『失はれる物語』を先に読んでいたので、半分(「手を握る泥棒の物語」「失はれた物語」)は再読、「未来予報」「フィルムの中の少女」は初めて。 やっぱうっまいなこの人…と改めて驚く。4編どれもいいのだが、やはりというか単行本に収録された2…

イリヤの空、UFOの夏〈その3〉 (電撃文庫)(秋山瑞人/電撃文庫)

浅羽を巡る恋の三角関係が進行中、ということで、ついに伊里野と晶穂の正面切ったバトルが発生!最終決戦の場となった「鉄人屋」では…!血と涙が吹き荒れる『無銭飲食列伝』。突然、園原基地付近で起こった爆発。北からの攻撃、輸送機の事故、UFOの墜落とさま…

さよならバースディ(荻原浩/集英社)

彼女はなぜ死んだのか?目撃者は人と会話するサル、バースディだけ。若き研究者が謎を追う長編ミステリー。 サル(正確にはボノボ)のバースディに言葉を覚えさせるプロジェクトの実質的なリーダー・真は充実した毎日を送っていた。バースディは予想以上に言…

イリヤの空、UFOの夏〈その2〉 (電撃文庫)(秋山瑞人/電撃文庫)

浅羽直之と伊里野加得の初めてのデート。それを尾行する者が、一人、二人、三人…当然のことながらただですむわけが無く、実際に"ただではないこと"が起こり―『正しい原チャリの盗み方・後編』。文化祭といえばカップルで踊る最後のダンス!というわけで園原中…

働きマン 2 (2) (安野モヨコ/講談社)

やっぱ面白いぜ〜働きマン! 相変わらずスクープ系週刊誌の編集部で闘いまくる編集者・松方弘子。ますます身にしみる2巻でしたわ。風邪引いても当然休めないとか、土壇場で逃げ出すライターとか、わかる!わかるだけに痛いぜ!シビアな出版社の営業の人の話…

イリヤの空、UFOの夏 その1 (電撃文庫)(秋山瑞人/電撃文庫)

かなり前になるけどライトノベル未開拓のわたしにid:seiitiさんがオススメしてくれた作品。今日ふと思い立って買ってみた。ライトノベルまともに読むのは三回目くらいという初心者。 …で、驚いた。ライトノベルなんてティーンズ向けのSFだろ、と遠巻きに見て…

ハミザベス (集英社文庫)(栗田有起/集英社文庫)

この人の作品読むのは初めて。話題の作家なので間違いなく買ってたと思うけど、いしいしんじ、江國香織、小川洋子、角田光代、柴田元幸らの名前とともに「私たち、栗田有起作品に夢中です。」と書かれた帯にも後押しされた。 顔も知らない父親から不動産を相…

神の名のもとに (講談社文庫)(メアリー・W・ウォーカー/講談社文庫)

この人の作品読むのは初めて。ちょっと前に読んだ講談社の「 In・pocket―月刊〈文庫情報誌〉 (2005年5月号)」翻訳ミステリ特集で、宮部みゆきが強烈にプッシュしてた作品で復刊されたもの。 狂信的カルト集団が小学生17人とスクールバスの運転手を人質にとっ…

東京ライオット(戸梶圭太/徳間書店)

トカジ最新刊。 所得格差の溝が深まっている近未来の東京ー低所得者の多い街・綾瀬はスラムと化していた。そこへ高所得者向けの巨大なマンションが建設された。<安全>を売りにした要塞のようなマンションの出現に、地元民たちは当然反感を覚える。 新入居…

くっすん大黒 (文春文庫)(町田康/文春文庫)

いつものように家を出る前、何気なく未読本のなかからこれをピックアップ。電車に乗って読み出したとたん、それが間違った選択だったということに気付く。電車の中で、ホームで、昼ご飯を食べたそば屋で、わたしはひとりで笑いを必死でこらえながら本を読ん…

ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF)(ロバート・J・ソウヤー/ハヤカワ文庫)

ソウヤー祭、続いております。 <脳死>の正確な瞬間を見極めたいと研究を続けていた医学博士・ホブスンは、人間の<魂>の存在を科学的に立証することに成功した。この発見は医学界はもとより宗教観も交えて世界中を揺るがすことに。魂はどこから来てそして…

20世紀少年(1)〜(19)(浦沢直樹/小学館)

これまではほとんど立ち読みしてて完結したらまとめて買おうと思ってたものの、どうやらまだまだ終わりそうにないので我慢できず一気にそろえてしまいました。 やっぱまとめて読むと面白いわ〜。そしてやっぱこの人の作品は自分で持ってないと駄目だな。長い…

映画「ミリオンダラー・ベイビー」

久しぶりに映画館で映画を観た。今日は思ったより早く仕事を切り上げられたからご飯でも一緒に食べようと友人を誘ったところ、どういう流れかご飯のあとレイトショーを観に行くことに。品川にて。 最近忙しくて仕事場と自宅を往復するだけの日々があまりにも…

福音の少年(あさのあつこ/角川書店)

あさのあつこ最新作。『透明な旅路と』に続いて大人向け小説は二冊目かな? 小さな地方都市であるアパートが全焼、9人の死者が出る惨事となった。その死者には高校生である藍子も含まれていた。藍子のもと彼氏である秋帆、藍子の幼なじみである陽、ジャーナ…

第133回芥川賞・直木賞が決定

第133回芥川賞 中村文則「土の中の子供」 第133回直木賞 朱川湊人『花まんま』 直木賞の候補作はいきなり若者よりのラインナップだったのに、そのなかであえて「花まんま」が選ばれるという…候補作の傾向は一体なんだったのかという気にはなりますが。 メッ…

文藝 2005年 08月号

基本的に文芸誌は買わないんだけど、デビュー20周年の山田詠美特集ということで迷わず買ってしまった。ファン必読の贅沢な一冊です。 まずロングインタビューがなんと3つも!聞き手は神崎京介、島田雅彦、豊崎由美。そして「江國香織・川上弘美・綿谷りさか…

誤読日記(斎藤美奈子/朝日新聞社)

「週刊朝日」と「アエラ」での連載をまとめた一冊。趣向としては『趣味は読書。』と同じで、ジャンル問わず売れてる本をサカナにツッコミまくる読書コラム。2000年春から2004年の秋(一年のブランクあり)までのベストセラーたちがずらりサカナになっており…

ヒューマン -人類- (ハヤカワ文庫 SF (1520))(ロバート・J・ソウヤー/ハヤカワ文庫)

ふ〜連続して読んでしまった。3冊目がすでに刊行されていたならば明日にはきっと読んでるね。止まりません。 前作では事故によっていきなりクロマニヨンが進化した<並行宇宙>に投げ出されたネアンデルタール・ポンターが、今作では自分の強い意志によって…

ホミニッド-原人 (ハヤカワ文庫SF)(ロバート・J・ソウヤー/ハヤカワ文庫)

読み始めてしまいました、ソウヤーの最新シリーズ。昔の作品を全部読んでから読もうと思ってたのに、評判の良さを聞きつけてふらふらと手が延びてしまった。<ネアンデルタール・パラドックス>シリーズの第一部であり、ヒューゴー賞受賞作。 クロマニヨン人…

サウンドトラック(古川日出男/集英社)

『ベルカ、吠えないのか?』に続いてこの人の作品を読むのは二作目。 2009年、ヒーオアイランド化した東京。 神楽坂にはアザーンが流れ、 西荻窪ではガイコクジン排斥の嵐が吹き荒れていた。 破壊者として、解放者として、 あるいは救済者として、生きる少年…

禁じられた楽園(恩田陸/徳間書店)

若くして世界的に有名な天才美術家・烏山響一。悪魔的に魅惑な作品と日本人ばなれした雰囲気で人を惹き付けてやまない響一から選ばれた人間たちだけが、整地・熊野の山のなかにつくられた野外美術館へ招待された。そこは訪れたものを地獄へ誘う「禁じられた…