禁じられた楽園(恩田陸/徳間書店)

禁じられた楽園
若くして世界的に有名な天才美術家・烏山響一。悪魔的に魅惑な作品と日本人ばなれした雰囲気で人を惹き付けてやまない響一から選ばれた人間たちだけが、整地・熊野の山のなかにつくられた野外美術館へ招待された。そこは訪れたものを地獄へ誘う「禁じられた楽園」だったー。幻想と現実がせめぎあう長編ホラー。
あーどうだろう、ちょっと微妙だったな。なんでもアリ、すぎて。でも主人公の二人が野外美術館でさまようシーンは読んでて怖かったな。ストーリーテイラーですね、やっぱり。この人が現実的なホラーを書いたらめちゃめちゃ怖いんじゃないだろうか。