のだめカンタービレSelection CD Book vol.2


今一番好きな少女漫画なんで、ついついこういうものまで買わされてしまいますねー。
クラシックを聴くのは全然苦痛ではないし、むしろピアノ曲だとかなり聴いてて落ち着く。とはいえ積極的にクラシックのCDを買うほどではない。そんなわたしにはちょうどいいのかもしれませんしね。
選曲はいいと思います。のだめがコンクールで勝手に作曲してしまった「ペトレーシュカ」とか、モーツアルトマニアの城で魅いたラベル「水の戯れ」とか、漫画を読んで聴いてみたいなと思わされた曲がちゃんと入ってたんで。ただとても好きなシーン、お互い言葉は通じなくても千秋のアナリーゼによって平常に戻るのだめ、というところで使われるラヴェルの<マ・メール・ロワ>。原作では第4曲が使われてるが、CDでは第3曲……。なんで? ま、第3曲でも<美女と野獣>的な対比は感じましたけど。
イラスト一点を除いて書き下ろしはありませんが、オペラ冊子のための2ページ漫画は初めて見たし、あとコミックスのラストにあるちょっとしたイラストに色がついていたり、何より「水の戯れ」の演奏のときに描かれたイメージ(池のところ)がカラーで見られたのには感動しました。
まーでもこれはファンしか買わないでしょうね。ファンのなかでも買う人は少ないかも……。今後も出るなら、もうちょっと書き下ろしなり何か新たなものを加えてほしい気がします。