今野敏―倉島警部補シリーズ

曙光の街 (文春文庫)

曙光の街 (文春文庫)

白夜街道 (文春文庫)

白夜街道 (文春文庫)

凍土の密約

凍土の密約

まだ三冊しか出てないけど、今野さんの作品の中でもこのシリーズ好きです。唯一の公安モノかな? ………というか、今NHKでやってる『外事警察』にも超ハマってるし、一気読みしたこのシリーズも面白かったしで、今わたしのなかで公安がアツい!!!
あまりやる気のなかった外事の倉島という捜査官が、本物の国際レベルの殺し屋に接触したことで公安警察官として目覚め、成長していく。この倉島がまた、性格的には安積さん的な、ちょっとまわりに気を遣い過ぎな一面もあるのだけど、若いせいか吹っ切れたせいか土壇場では思いきり突っ込んで行くのが読み手としては高感度高し。
そして二作目まで登場する、元KGBで有能な殺し屋及びボディーガードのヴィクトルが007のようで格好いいんだけど、それよりなにより、ヨーグルト食べただけでお腹の調子が良くなるとか、そこまでお腹の調子を気にしてることまで含めてちょっと萌え。足を洗って幸せに暮らして欲しいけど、再登場も求む!