乃南アサ〜音道貴子シリーズ〜一気読み
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シリーズものなのだから当然だけど、キャラクターが本当にいい。特異さはないものの、地に足がついているからこその魅力がたまらない。オフタイムのエピソードが挟み込まれるバランスが絶妙なんだよね。とくに長編ではほぼ9割近くを占める捜査そのものに、残り一割の日常が、物語を豊かにする。一方で日常を切り取った短編はそれぞれにキレがあり、ますますキャラクターに愛着が湧いてしまう。
長編も短編もまったく違うベクトルで優劣をつけられない。長編はとにかくテンポが良い。ラストに向けて勢いが、ということより、全体を通して緩急のバランスがいいので、序盤からぐいぐい読まされる。それに対して短編は身近に感じられる話が多いし共感度も高いので、一編一編読み終わるたびにいろいろ自分なりに考えてしまう。上等の短編じゃないと得られない満足感。
出来るだけ長いこと続けてほしいシリーズですね。