2007年上半期ベスト10

ドラマレビューなんて書いてて、やっと思いだしました。もう半年過ぎてるし! ここは読書録ブログだったし!……というわけで、上半期ベストいっときましょう。


上半期に読んだ小説は……66冊。ヒマだったくせにどういうことだ。
そのうち毎月(新刊)で印象に残っているのは以下の作品。

1000の小説とバックベアード佐藤友哉
星新一 一〇〇一話をつくった人(最相葉月
シー・ラブズ・ユー―東京バンドワゴン小路幸也
中等部超能力戦争(藤野千夜
小鳥たちが見たもの(ソーニャ・ハートネット)
ダーティ・ワーク(絲山秋子
ハイドラ(金原ひとみ
神田川デイズ(豊島ミホ
双生児(クリストファー・プリースト
ジェネラル・ルージュの凱旋海堂尊
八日目の蝉(角田光代
テロル(ヤスミナ・カドラ)
悪人(吉田修一
家日和(奥田英朗
変身(嶽本野ばら
新釈 走れメロス 他四篇(森見登美彦
観光(ラッタウット・ラープチャルーンサップ)
暗渠の宿(西村賢太
最後のウィネベーゴ(コニー・ウィリス
夢を与える(綿矢りさ
図書館危機(有川浩
無銭優雅(山田詠美
失われた町(三崎亜記
きみのいもうと(エマニュエル・ボーヴ)
スロウハイツの神様(上) スロウハイツの神様(下)(辻村深月
赤朽葉家の伝説桜庭一樹


まず一位は……

双生児 (プラチナ・ファンタジイ)

双生児 (プラチナ・ファンタジイ)

ずば抜けてのナンバーワンです。


二位は、

観光 (ハヤカワepiブック・プラネット)

観光 (ハヤカワepiブック・プラネット)

短編のひとつひとつが、濃厚でしたね。


三位は、

赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説

読み終えるのがもったいなかった。重厚な読後感。


四位は、

1000の小説とバックベアード

1000の小説とバックベアード

もうただ単純に、面白いじゃないですか!


五位は、

夢を与える

夢を与える

評価が分かれている本作ですが、でもね、このセンスはただものではないですよ。



ベスト5に選んだのは、自分の中でもちょっと偏ってるかもしれません。そういうわけで、ベスト5に入れてもいい他の作品も挙げておきます。

無銭優雅

無銭優雅

いくつになっても胸を締め付けれます。山田詠美の恋愛小説には。
暗渠の宿

暗渠の宿

すごく好きだけど、できればいつまでもこのままで(売れずに)いてほしい……ゴメン。
新釈 走れメロス 他四篇

新釈 走れメロス 他四篇

名作パロディという企画モノながら、森見ワールド満載な一作。
家日和

家日和

ちょっと地味めな作品だけど、いいんです。