セクシーボイス&ロボ〜まさかの差し替えに涙

セクシーボイスアンドロボ1 (BIC COMICS IKKI)セクシーボイスアンドロボ #2 (BIC COMICS IKKI)

今期はドラマレビューもするぞ!と意気込みながら、GWの空きのせいで面倒になったのでもうなかったことにしようかと……でも一応、頑張って見続けてはいますよ。ちなみに最初から見続けているのは、「セクシーボイス&ロボ」「バンビ〜ノ」「わたしたちの教科書」「生徒諸君!」「特急田中三号」「時効警察」「ライアーゲーム」。そんなにヒマなのかってくらいに見てます。折り返し地点を過ぎて、もう間違いのない今期の個人的ベスト3は「セクシーボイス&ロボ」「時効警察」「ライアーゲーム」の三作。


そしてそのなかでもピカイチなのが「セクシーボイス&ロボ」なんです。視聴率は悪いですけどね、えぇ。でも確実に今期で一番出来のいいドラマ。とくに1話(三日坊主)、2話(ごぼ蔵)、6話(ZI)はすごく良くて、それぞれ二回以上見てますからね。
だからこそ、今週まさかの差し替えに涙。思ってた以上に自分ががっかりしていることに気付きました。
「物語の設定に、実在の事件を想起させる場面を含む」との理由。
立てこもりだから? やだねーその姿勢。批判されないように前倒しで自粛しちゃうという。フィクションだろ、関係ないじゃん。だったら刑事ドラマや二時間ドラマも全部やめろと言いたい。一番悔しいのは制作側だと思うけど、ファンも結構悔しいよ? とくにHPのプロディーサー日記によれば、ワンシチュエーションでの実験的なドラマだったらしいから、期待してたんだよね。DVDには入れてくれるのかなぁ?


そんなわけで悔しいので前回の6話をもう一度見てしまいました(今日放送された2話はね、もう3回くらい見たんで)。
殺し屋ZIを探し出すよう依頼されるが、ニコはかつてない両親の夫婦戦争で手一杯、ロボはヨン様ならぬカン様狂いの母親急襲でてんてこまい……が、あっさりZIを見つけてしまう。しかし当初の依頼主こそがZIの夫の命を狙っていて……。
家族モノということで、もちろん泣かされてしまいました。りょう演じる殺し屋ZIの家庭への思い入れも、なぜかちょっと男前なロボの母ちゃんも、家族を守るために必死でそれがかわいい片桐ハイリも、そして父親にサヨナラを告げたコタローも。
でも一番ぐっときたのは、ロボ母が帰り際にロボに向かって言った、「死ななきゃそれでいい! 死ぬまでロボットいじくってろ!!」ってとこですかね。あとニコが家族に向かって「もうちょっとだけ見ててほしい」と心のなかで呟いたエンドロール。木皿脚本最高だ。


さて次回は「すいか」メンバー大集合か? 小林聡美もたいまさこともさかりえがゲストのようで、楽しみです。