DEATH NOTE-デスノート-the Last name


観てきましたよ〜後編! 前半に続いて後半の試写会のチケットまでゲットした、我が友のヒキが異常に強いのか、それとも倍率が低いのか。ま、どちらにせよご相伴にあずかったわたしは、前後編ともに無料で観れたわけでして嬉しいかぎり。
5000人収容の東京国際フォーラムがほぼ満席という大盛況の試写会。ギリギリで会場入りしたので席はかなり後方で、スクリーンはなんとかみえたものの、舞台挨拶の人たちはシルエットくらいしか確認できなかった……。藤原竜也鹿賀丈史以外の主要キャストはほぼ全員揃っていたので、マスコミ関係の人たちも多かったです。わたしはあまりキャストに思い入れはないとはいえ、唯一残念だったのは藤村俊二が近くで見れなかったことかしら(涙)。「共演者の中で一番、話を理解してないと思います」とか言って笑いをとっておられました、おひょいさん。ぜひ一度、至近距離でお会いしたい方であります。


さてさて映画ですが。前編より数段面白かったです。そして原作を読んでない人はもちろん、読んだ人も(もしくは読んだ人の方が)ラストで驚くこと間違いなしです。
というか、ひとつの物語としてはこのラストは原作より良かった気がする。
原作のテイストを保ちつつも、原作より潔く、かつ予想外なラストだった。この上ないリスクを背負ってキラを追いつめるLの覚悟、そして何よりもラストシーンにおける夜神総一郎の揺るぎない言葉が重い。現行の法がいかに不完全であっても、それを無視してはいけない理由がある。原作の「あなたはただの大量殺人者です」という言葉より何倍も説得力のあるセリフが出てきたのが素晴らしかった。


あとラストのトリックについてかなりのネタバレ含みますのでたたみます。映画を観た方のみどうぞ。


矛盾はないですよね?
レムが死と引き換えにLとワタリの名前を書くまでは原作と一緒。ただその前にLは「日時を指定した上で操って殺せるのは23日以内」というルールに則って、23日後指定でノートに自分の名前を書いていて、だからレムの書いたものは無効になる。ワタリが死んだ時点で自分の名前も書かれたと察して、死んだふりをしたと。あと釈放され、かつ記憶を取り戻したミサが書いていたノートを二日目からすり替え、ミサがノートに書いた犯罪者たちが死亡したというニュースを捜査本部にだけ流す。
ワタリが死んだということ、ライトが「チェックメイト」と言いはなったこと、この二点から、すでに自分の名もデスノートに書かれていると判断し、心臓マヒの振りをしたLの行動はひとつのカケだったとは思うけど、矛盾してはないよね?
ん〜やっぱこのラストは原作あってこそだけど、より出来がいい気がしますね〜。