南紀白浜〜その1

お昼過ぎの飛行機で和歌山県の白浜に向かう。
もちろん目的は今月でちょうど一歳になるアドベンチャーワールドのコパンダだ。


沖縄のように降り立った瞬間、「あー南国だぁ」ってほどの湿気はないのだが、日射しの鋭さがちょっと違う。刺されるようだ。
レンタカーを借りてなんとなく予約してきた宿の方向に向かう。


レンタカーのナビがやたら連呼するので途中の海中展望台へ寄る。
海辺から見る180度の大海原に感動。きれいだー。
しかし海抜10mはありそうな展望台から、徒歩で海中まで降りていかなければならないらしい。
エレベーターとか楽なルートはない。なぜだ。
先の見えない螺旋階段に内心うんざりしながらも、そこは観光客のノリとして下ってみる。
その狭い階段を下りながらすれ違った、ふらふらになりながら登るおばあちゃんを必死で励ますオバさん……。
やっと着いた先には小窓から確かに魚たちがたくさん見える。タイとか熱帯魚っぽのとか。
「すごーい!」と小さくはしゃぎながらも、その小窓が薄汚れていてクリアに見えないのと、これからあの螺旋階段を登らなければならないのだということを加味すると、どうもプラスマイナスゼロではなくてちょっとマイナスな気もしないでもない。


それからまた近くの三段壁へ。
洞窟のような入り江を見学する。
波が打ち付けるあたりはさすがに肌が弱いわたしには痛かったけど、でもなかなか見れない光景。
潮風をいっぱい浴びてやっと宿へ。


予約した宿は民宿で夕飯も予約してないしお風呂も内湯だけ。
というわけでオーナーに聞いた近隣の美味しい居酒屋で夕飯。
地元の素材をきちんと使っているようで、客層も地元客が多い店。
とくにエビだけは揚げても似てもぷりぷりして最高に美味しい。

それから宿の近くの大きな風呂屋へ。
趣向を凝らしたたくさんのお湯があって楽しい。
でもちょっと海水浴客が多いのが、この時期にしては当然にしても、そうでないわたしのような客にしては落ち着かなかったかな。