人生激場 (新潮文庫)(三浦しをん)★★★☆

人生激場 (新潮文庫)

人生激場 (新潮文庫)

今月の新潮文庫新刊で、エッセイ集ですね。三浦しをんのエッセイは最近のものは単行本で買って読んでるんだけど、昔のものはあまり読んでないのでこれを機会に読んでいこうかな。しかしさすがの直木賞効果! 行きつけの本屋では三浦しをん森絵都伊藤たかみのコーナーが出来てて、過去の作品が全部並べられておりましたわ。売れるといいですねぇ。
で、これは4年くらい前のエッセイかなぁ。前々回のワールドカップがよく話題になってるので。カーンの写真集まで父親にプレゼントされた三浦しをん、今大会では控えにまわった彼がアルゼンチン戦のPK直前に正GKレーマンにメモを渡したエピソードなんかにはやはり萌えたのだろうか、三位決定戦でのカーンの最期の勇姿は胸に焼き付けたのだろうか、はて今大会ではまた新たな個人的アイドルを見つけたのだろうかと、そんなことばかり心に浮かんでくるのであります。まぁこの人のエッセイはわりとテレビネタとかも多いので、リアルタイムで読むほうが楽しいかもね。でも息抜きのときにでもちょこちょこと、過去のエッセイも制覇していきたいと思います。しかも文庫だと文庫版あとがきに加え、それぞれのエッセイについても追記などを書いてくれるので、ちょっと嬉しいのだ。