さようなら、いままで魚をありがとう (河出文庫)(ダグラス・アダムス)★★★

さようなら、いままで魚をありがとう (河出文庫)

さようなら、いままで魚をありがとう (河出文庫)

銀河ヒッチハイク・ガイド>シリーズ第4弾。この文庫版のシリーズはどれも表紙が可愛くて嬉しい。

はるばる十万光年をヒッチハイクして、アーサー・デントがたどり着いた先は、なんと八年前に破壊されてたはずの地球だった!! イルカが消えてしまったことを除いては、前と何も変わらない、この<地球>の正体は!? アーサーは、運命の恋人・フェンチャーチと共に、真相究明の旅に出ることに……。

今回はなぜかアーサーのラブストーリー……ナンセンスさもここまでくれば上等です。アーサーは当然浮かれまくりだし、フォードはずっと酔っぱらってるし、ゼイフォードとトリリアンは出てこなくてちょっと寂しいし、マーヴィンは…何故か知らないけど死にそうだし。物語のほとんどは地球が舞台なので、これまでの作品に比べるとあまりSFっぽさはないのだけど、そのぶんジョークの光る楽しい一冊でございました。
次が最後か。
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