さようなら、いままで魚をありがとう (河出文庫)(ダグラス・アダムス)★★★
- 作者: ダグラス・アダムス,安原和見
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/06/03
- メディア: 文庫
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はるばる十万光年をヒッチハイクして、アーサー・デントがたどり着いた先は、なんと八年前に破壊されてたはずの地球だった!! イルカが消えてしまったことを除いては、前と何も変わらない、この<地球>の正体は!? アーサーは、運命の恋人・フェンチャーチと共に、真相究明の旅に出ることに……。
今回はなぜかアーサーのラブストーリー……ナンセンスさもここまでくれば上等です。アーサーは当然浮かれまくりだし、フォードはずっと酔っぱらってるし、ゼイフォードとトリリアンは出てこなくてちょっと寂しいし、マーヴィンは…何故か知らないけど死にそうだし。物語のほとんどは地球が舞台なので、これまでの作品に比べるとあまりSFっぽさはないのだけど、そのぶんジョークの光る楽しい一冊でございました。
次が最後か。