GOSICK〈3〉ゴシック・青い薔薇の下で (富士見ミステリー文庫) GOSICK (4) ゴシック・愚者を代弁せよ (富士見ミステリー文庫)(桜庭一樹/富士見ミステリー文庫)<14-15>

GOSICK〈3〉ゴシック・青い薔薇の下で (富士見ミステリー文庫) GOSICK (4) ゴシック・愚者を代弁せよ (富士見ミステリー文庫)
頭脳明晰かつ人形のような美少女ながら、口を開けばしわがれた声で毒を吐く、謎の少女・ヴィクトリア。そんな彼女の唯一の友人でもあり振り回されっぱなしな東洋からの留学生・九城一弥。近世ヨーロッパを舞台にした迷コンビの活躍を描いた本格ミステリシリーズ第三弾、第四弾。
3巻目ではヴィクトリアが風邪でダウン、ひとりで街に出かけた一弥が出くわした有名デパートのきなくさい事件。4巻目でははじめて二人の住む学園が舞台。学園に伝わる謎の伝説と現実の殺人事件にヴィクトリアがめずらしく積極的に挑む。
どちらも面白かったが、4巻は学園が舞台とあって、これまで完全脇役だったキャラが存在感増してて楽しめる。一弥のことが好きなクラスメイト・アブリルや、あいかわらずどっかオトボケなセシル先生など。
このシリーズはほかに短編集が出てるようなので、そちらもはやく読みたい。