ニューヨーク大聖堂(上) (講談社文庫) ニューヨーク大聖堂(下) (講談社文庫)(ネルソン・デミル/講談社文庫)

ニューヨーク大聖堂(上) (講談社文庫) ニューヨーク大聖堂(下) (講談社文庫)
この人の作品を読むのははじめて。評判が良さそうなので買ってみた。
聖パトリックの日、フリンを主犯とするIRAグループがニューヨーク大聖堂を占拠し、爆弾を仕掛けた。人質は元IRAで平和活動に従事するモーリーン、イギリス総領事バクスター枢機卿、マーフィー神父。要求は収容キャンプに拘束されている137人を夜明けまでに釈放すること。交渉か、突入か…翻弄される関係者に徐々に夜明けが迫ってくる。
う〜ん、微妙。前半はなかなか勢いある展開で読ませるんだけど、途中で飽きてしまった。だってストーリーが一枚岩なんだもの。こんなに枚数要らないような気がする。<タイムリミット>と<テロ>というキーワードなら「24」のほうが面白い。単純に映像と小説を比べる訳にもいかないけど、「24」はストーリーが何重も複雑に絡み合って同時進行するドラマで、映像ならではのスリリングさを差し引いてもよくできた構成だもんなぁ。ま、枚数のわりに登場人物が少なかったので読みやすかったです。