カンタービレ!

自堕落すぎる毎日。
集中して溜まってる本を読んだり、一日中ボーっとしてたり。なんか太ってきたよ…そろそろしっかりしなければ。


▼漫画
のだめカンタービレ』①〜⑨二ノ宮知子講談社
気にはなってたもののついにココまで手を出さなかったシリーズを一気読み。おもしろすぎマス!!家族ではまってしまいましたヨ。(のだめ風)海外で活躍するピアニストの息子で、ピアノ・バイオリンの腕前は大学一、指揮者を目指して努力も惜しまず、しかもカッコイイ、そんなパーフェクト男・千秋真一。そんな千秋に恋する天然爆発変態女・野田恵(通称のだめ)←シャンプーは5日おき、部屋はゴミ箱、才能はありながらも超自己流な演奏ばかりするピアニスト。のだめの部屋がなんと千秋の隣だったことから、ピアノの練習はおろか毎晩食事まで一緒にする仲に!?主人公二人はもちろん、脇を固める変人音大生も最高!のだめと同じく自己流演奏を貫くバイオリニスト峰に、千秋を愛する乙女男子ますみちゃんとか…楽しすぎ。ひっさしぶりにはまった少女マンガだな(…『NANA』以来?)。しかしエリート男前とそれに付きまとってなぜか男のペースを乱す変な女って構図は『イタズラなKiss』を思い出させるな。でも千秋は直樹より人間味があって高感度高い。それにしても二ノ宮知子の漫画に出てくる人は相変わらず変すぎ!そこがおもしろいけどさ。『平成酔っ払い研究所』からの大ファン。でもこの作品はどんどん続けて欲しいなー。



▼読書
『分身』東野圭吾集英社文庫
自分の出生に疑問を持つ札幌の鞠子、母の死の謎を追いかけ始めた東京の双葉。出会ったこともない二人が引き寄せられてくる長編サスペンス。あいかわらず、おもしろい。だけどどっかこの人の作品は作風が広いせいか器用貧乏っぽい節があって、印象が薄かったりするんだけど。


『バッテリー』『バッテリーⅡ』あさのあつこ/角川文庫)
野球に真剣な少年たちとそれを取り巻く大人たちの物語。中学入学を前に父親の都合で新田市に引っ越してきた天才ピッチャー巧が、巧の才能を前から知っていたキャッチャー豪と出会い、新たな地での生活になじむまでが『バッテリー』。中学に入学し、管理教育的な野球部の方針に従うことが出来ない巧と顧問・先輩の確執がメインとなる『バッテリーⅡ』。ありがち野球青春物語かと思いきや、家族などとの関係がしっかりと描かれている。それに天才といわれるピッチャーに対して冷静な視点が周りにあるのがいい。「おまえはピンチになったことがないから、きっとピンチに弱い」と断言する豪や、「完成されすぎていて、もしかすると巧のピークは今なのかもしれない」と顧問に告げる元高校野球監督である巧の祖父。ありがちなテーマでありながら、安易なストーリーに流されてないところに好感を持てる。続くのかな?


『家族狩り』(天童荒太/新潮社)
最近文庫版が出てるが、単行本からかなり変わっているらしい。『文学賞メッタ斬り』では(文庫より)評価が高かった単行本版を古本屋で購入。一気読み。ラストがちょっと弱いが、サスペンスとしてはとてもいい作品だった。とくに全体の構成が良く、こんなに分厚くても一気読みできた。



▼映画
ウォーターボーイズ
土曜日のTVにて。実は一回見てるんだけど、ドラマ再放送で『ウォーター〜』熱が高まってたのでかなり楽しみにしてた。ドラマ版の文化祭シンクロがあまりに完成されてたのに対して、こちらは改めてみると、いかにもシンクロ未経験の男子高校生が考えそうな演出と無理やり公演に間に合わせたような演技にリアリティがある。ま、ドラマと映画は比べてもしょうがないけど。



▼ドラマ
東京湾景
うーん、どうなんでしょう。在日韓国人と日本人のラブストーリーってことで注目を集めてたドラマですが。まあそれに反対する「障害」をつくらなければドラマにならないっていうのは分かる気がするけど。私的には期待薄。