DARADARA

休みに入ったら、だらだらしてしまうもんねー、我ながらあきれるくらい。


▼読書
『悪魔の涙』(ジェフリー・ディーヴァー/文春文庫)
古本屋でまとめ買いした本を少しずつ片付けていく。
ワシントンで起こった大量殺人脅迫事件に、子供たちのため引退した筆跡鑑定人パーカー・キンケイドが挑む。やっぱ上手いなー、この人。事件にまつわるスピード感はもちろんのこと、登場人物たちの複雑な過去もしっかりと描かれていて、読み応えがある。ほんの少し、リンカーン・ライムも登場したりして、ファンの欲求を満たしてますね。このキンケイドもシリーズにして欲しいな。


『トランクミュージック』(マイクル・コナリー/扶桑社ミステリー)
大好きなハリー・ボッシュシリーズ。くやしいことに訳者がこれと一対になっているというシリーズ第一作目の『ナイト・ホークス』を読んでないんだよね…。でもそれでもやっぱりおもしろい。マルホランド・ドライブで発生した一人の男の殺人事件をきっかけに、物語がどんどん広がっていく。最上級の「正統派」ミステリ。


▼TV
深夜の爆笑問題のTN番組に『終戦のローレライ』の福井晴敏がゲストで出演してた。太田光が同書の大ファンらしく、「この10年でナンバーワン!」と大絶賛。ま、確かに面白かったけどね。福井さんはというと、カツゼツがはっきりしない人で「そうですね」が「そうれすね」に聞こえた。オタクっぽい人だな、という感も。まあ、あんだけの歴史長編が書ける人はそういう部分を持ってそう。映画の主演は妻夫木聡らしい。あの弱い部分を持った主人公にはちょっと合ってるかもね。