読みっぱなし。
やっぱり一ヶ月の仕事が終わるとついだらだら。日記もすぐさぼる。
一昨日はA子と会う。六本木のHUBで6時から終電までひたすらしゃべって飲む。ハッピーアワーというやつは、勤め人以外の人間限定のサービスかと思われる。5時から8時まで半額ってねえ。その恩恵にあずかって久しぶりにバスを3パイントも飲む。
『空中ブランコ』(奥田英朗・文芸春秋)
『イン・ザ・プール』に続く変人精神科医伊良部の短編集シリーズ。なんかありがちだけど、楽しめる小説。視点をすべて患者側において、この変な伊良部を登場人物に持ってきてるところがうまいよなあ。
『これぞ日本の日本人』(松尾スズキ・ぴあ)
『ナンシー関大全』とどっちを買うか迷ってこっちを買った。どっちも大好きなコラムニスト。関係ないが、松尾スズキも連載している「TVブロス」は本当にコラムが面白い。豊崎由美の連載も始まったし。
『アヒルと鴨のコインロッカー』(伊坂幸太郎・東京創元社)
うーん、おもしろい。最初に『重力ピエロ』を読んだときは、文章の凝り方の過剰さに疲れてしまったが、その後読んだ『陽気なギャングは地球をまわす』ではまってしまった。あまりにも鮮やかなミステリー。
『ららら科学の子』(矢作俊彦・文芸春秋)
この作家知らなかった。でもめちゃめちゃおもしろい。時代描写とかが抜群に上手いぞ。
『聖の青春』(大崎善生・講談社文庫)
難病を抱えながら名人を目指した青年棋士の一生を描いたノンフィクション。この作者は泣かせどころをよく知っている。