2005-12-07から1日間の記事一覧

翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった(金原瑞人/牧野出版)

金原ひとみの父親としても有名になった翻訳者である金原瑞人氏初のエッセイ集。タイトルが気に入ったので購入。 翻訳者ってなんか職人っぽくて格好いいなぁと思ってたので、その内幕が見えて楽しい。とりあえず小説の翻訳だけで生計を立てるのは難しいことは…

落下する緑 永見緋太郎の事件簿 (創元クライム・クラブ)(田中啓文/東京創元社)

この人の作品読むのは「笑酔亭梅寿謎解噺」に続いて二冊目。「笑酔亭〜」と同じくこちらも本格ミステリ連作集だ。 若きジャズマン・永見緋太郎。あきれるほどに無知で世間とずれてはいるが、妙なところで勘が鋭く不思議な男。そして天才肌のテナーサックスプ…