約束の河 (中公文庫)(堂場瞬一)

約束の河 (中公文庫)

約束の河 (中公文庫)

薬物中毒で意識朦朧のまま入院させられ、数ヶ月に及ぶ入院を経て故郷に舞い戻った主人公が直面するのは、親友の死――。事故として処理されたその死に納得のいかない主人公は、親友の周辺を調査し、徐々にクスリで酩酊した自分が殺したのではないかという恐ろしい疑念に辿り着く。
それにしても警察の初動捜査ミスがひどすぎる、というツッコミはさておき、無駄のないエピソードの見事な重ね方がさすがにベテラン。面白くてあっという間に読み終えちゃいました。