指し手の顔 上―脳男2 (1) 指し手の顔 下―脳男2(首藤瓜於)
- 作者: 首藤瓜於
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/11/30
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被害者の体が異常なまでに傷つけられている事件の連続に、逃亡中の鈴木一郎に嫌疑が向けられた。鈴木一郎の行動の理由を知っている刑事と精神科医は、それぞれのルートで事件を追い始める。………辿り着いた先は、鈴木一郎をある意味で凌駕するようなスーパーキラー!
いやーエンタメ性高いですね。上下二冊でけっこうな分量あるのに飽きることなくどっぷり楽しめました。今作の犯人イヴもさることながら、もう、鈴木一郎がスーパー過ぎる。ミッションインポッシブルかダブルオーセブンの世界。日本の警察小説に出てくる犯罪者を軽く凌駕して、ライムシリーズにでも出張してもらいたいくらいだ。日本の警察小説が生んだ犯罪者として最強かも……!?
ラストからしてまだこのシリーズは続きそうですね。寡作な作家さんのようなので、次作は数年待たないといけないかもしれないけど、楽しみに待ちます。