まほろ駅前番外地(三浦しをん)

まほろ駅前番外地

まほろ駅前番外地

なんというか、こういうのを書かせると抜群の安定感のある三浦さん。どれも軽めのタッチだけど、ほのぼのしてていい感じ。
しかし問題は、前作をほとんど覚えてないので、おなじみみたいに出てくるサブキャラの人たちの関係性はおろか、主人公二人の過去もわからないのが気になる。自業自得にもあるが気になる。発掘して読み返す気力は今のところないのだけど………。
一番好きだったのは、戦後を舞台に映画館の娘さんを主人公にした話。なんか「歌姫」というドラマを思い出しました。