THE 4400 -フォーティ・フォー・ハンドレッド- シーズン2 コンプリートボックス [DVD]

THE 4400 -フォーティ・フォー・ハンドレッド- シーズン2 コンプリートボックス [DVD]

普通に面白いですね〜。基本は１話につき「4400」のうちのひとりの能力によって起こったトラブルがテーマになるので毎回新鮮だし、「4400」とその他の世界の対立や、未来からのメッセージを読み解くなど大きな流れも面白いし。
「X-File」と似てるのだけど、異なるのは主人公であるトムとダイアナが調査対象である「4400」が決して他人事ではない、ということかもしれない。トムは甥っ子が「4400」だし息子は未来人に操られてるし、ダイアナは「4400」である少女を養女にしている。単なる職務や興味だけではないから、家族のためだから、「4400」を敵視する政府のもとで働きながらも、ときにその政府を敵に回すような行動に出る。そういうところが面白い。
今シーズンのラストでは、「4400」とそれ以外の世界の戦争が近いように予告されていてますます気になる展開。「4400」の能力があまりに多彩で何でもアリになっちゃってるのがズルい気がしないでもないけど、「LOST」ほどではないし。さっそくシーズン3が楽しみです。しかしシーズン1とシーズン2のあいだのエピソードが抜けてる件についてはわたしの勘違いなのか？……気になる。

気になると言えば、ブロスで掲載されている町山智浩氏のコラムで紹介された、『ジェリコ』というテレビドラマが気になる。核爆発で主要都市が消滅してしまった世界でのサバイバルのドラマらしい。

『ジェリコ』は、要するに『LOST』の無人島を陸に置き換えた企画だ。でも謎の怪獣まで出す「何でもアリ」な展開にしすぎて「勝手にすれば？」的になった『LOST』に比べて、『ジェリコ』のほうは核攻撃というリアルな設定に縛られている分、サスペンスが長続きしている。

『LOST』へのストレートなツッコミに同感。なだけにこのドラマにちょっと期待、なのだ。日本でのDVD発売＆レンタルはいつになることでしょうか。