In・pocket―月刊〈文庫情報誌〉 (2006年11月号)

In・pocket―月刊〈文庫情報誌〉 (2006年11月号)

はー。もうベストテンの季節ですねぇ。今店頭に並んでるのは『このライトノベルがすごい!』くらいだけど、来週から12月に入るし、これからガンガン似たようなのが刊行されるんでしょう。ま、そのうち何冊かはもちろん買うでしょうが、それに先駆けて(安いし)講談社文庫の情報誌『IN・POCKET』での「2006年文庫翻訳ミステリー・ベスト10」をチェックしてみました。
総合ベスト10は、1/風の影、2/天使と罪の街、3/クリスマス・プレゼント、4/奇術師の密室、5/ナイトフォール、6/ハマースミスのうじ虫、7/神の手、8/悪女パズル、9/緋色の迷宮、10/サム・ホーソーンの事件簿(4)
このなかで読んだのは『天使と罪の街』(マイクル・コナリー講談社文庫)、『クリスマス・プレゼント』(ジェフリー・ディーヴァー/文春文庫)、『奇術師の密室』(リチャード・マシスン/扶桑社ミステリー)、『ハマースミスのうじ虫』(ウィリアム・モール/創元推理文庫)の4作のみ。
今年はあまりミステリを読んでないにしても、ちょっと不作感が漂う? ベスト10には入ってないけど、買ったまま放置してある『サルバドールの復活』を年末年始にでも読めたらいいなと思う。


そしてそんな特集とは別に、佐藤多佳子インタビューが個人的には目玉。当初はリレーをメインにしようと思ってたため、タイトルもそのまま「ヨンケイ」にするつもりが、取材を重ねるうちに選手たちの「100」へのこだわりを知って軌道修正したこと、などなど、『一瞬の風になれ』ファンには嬉しい話題ばかりなので読んどくべし。