……09/2006

読書の秋は、どんだけわたしの財布から金を引き出す気なのか。好きな作家の新刊ラッシュで、とてもじゃありませんが追いつけませんでした。いつもだったら買って即読みな作家の新刊まで積まれ……。頑張って(?)早め早めで消化していきたいです。来月も多そうですからね。


今月読んだのは26冊と意外に少なめ。うち翻訳モノは8冊とこれまた少なめ。

パーマネント野ばら(西原理恵子)★★★★☆
レインツリーの国有川浩)★★★★☆
邪魅の雫京極夏彦)★★★★
12番目のカード(ジェフリー・ディーヴァー)★★★★
さくらインテリーズ(戸梶圭太)★★★
彼女のこんだて帖(角田光代)★★★★☆
コルセット(姫野カオルコ)★★★★☆
一瞬の風になれ 第二部(佐藤多佳子)★★★★
トカジャンゴ(戸梶圭太)★★★★
風が強く吹いている(三浦しをん)★★★★★
どちらでもいい(アゴタ・クリストフ)★★★★☆
海の鳥・空の魚(鷺沢萠)★★★★☆
遺す言葉、その他の短篇(アイリーン・ガン)★★★★★
子どもたちは夜と遊ぶ(上) 子どもたちは夜と遊ぶ(下)(辻村深月)★★★★☆
オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史(パトリック・マシアス町山智浩・編・訳)★★★★☆
冷たい校舎の時は止まる (上) 冷たい校舎の時は止まる (中) 冷たい校舎の時は止まる (下)(辻村深月講談社NOVELS)★★★★☆
凍りのくじら(辻村深月講談社NOVELS)★★★★☆
愛してる(鷺沢萠)★★★★☆
大統領のクリスマス・ツリー鷺沢萠)★★★★★
図書館内乱(有川浩)★★★★
スペシャリストの帽子(ケリー・リンク)★★★★☆
みんな友だち(マリー・ンディアイ)★★★★★
ぼくのメジャースプーン(辻村深月)★★★★☆
ウェルカム・ホーム!(鷺沢萠)★★★★★
ハマースミスのうじ虫(ウィリアム・モール)★★★★
数学的にありえない〈上〉 数学的にありえない〈下〉(アダム・ファウアー)★


今月の新刊ベストは……
ま、まず三浦しをんの「風が強く吹いている」でしょうね。今年一番のスポーツ小説かも。有川浩は今月二冊出してますが、やはり『レインツリーの国』を押したいです。翻訳モノではアイリーン・ガン、マリー・ンディアイという初挑戦の作品が良かった。あと一冊は……う〜ん、ディーヴァーか角田光代サイバラ姫野カオルコかクリストフか。相変わらずだけど角田光代にしときますか。もうこの人の作品はわたしのツボを押しまくるのでもうどうしようもない。


風が強く吹いている レインツリーの国 遺す言葉、その他の短篇 (海外SFノヴェルズ) みんな友だち 彼女のこんだて帖


あと既刊では、今月は辻村深月に出会えたのが大収穫。一ヶ月で全部読んじゃいましたね。そして今さらながらの鷺沢萠ブーム到来。いやほんと今まで読んでなかったのを後悔しました。
そしてノンフィクションは今月1冊しか読んでませんが「オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史」、面白かったです。
オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史