群像 2006年 10月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/09/07
- メディア: 雑誌
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いやー、今月の群像は「買い」でしょ?
創刊六十周年記念号ということで、短編の量が半端ない。
好きな作家だけ挙げても、絲山秋子、小川洋子、角田光代、金原ひとみ、川上弘美、桐野夏生、島田雅彦、高橋源一郎、藤野千夜、星野智幸、堀江敏幸、舞城王太郎、町田康などなど……46の短編が掲載されている。
贅沢です。1500円だけど、下手なアンソロジー買うより価値高いでしょう。
これまたちょっとずつでも読んで行きたい。
本来は舞城王太郎あたりから攻めたいが、我慢して最初から一編ずつ読むことにする。
でも集中できない作品はパスします。
●「夜警」(真山真治)
この人の作品を読むのは初めて。読み通せたけど微妙。
●「贋々作を書かざるの記」(阿川弘之)
途中までは頑張って読んだけど撃沈。
●「ヒーローの死」(伊井直行)
話としては面白かった。
●「うつくすま ふぐすま」(絲山秋子)
長い恋の結末がリリカルに描かれる。
●「フードコートで会いましょう」(稲葉真弓)
読めないことないけど、もうちょいインパクト欲しいです。
●「風紋」(大場みな子)は途中でパス。自分のこと<ナコ>とか言うな。
●「ひよこトラック」(小川洋子)
子供に縁のない男と口をきかない少女の物語。ラストはじんとくる。
●「父のボール」(角田光代)
思ったより哀しい話だった。でもやっぱ上手いです。
●「デリラ」(金原ひとみ)
個人的には主人公が鬱病の話は嫌いなのですが。相変わらず刹那感たっぷりで読ませます。
●「姉妹」(川上弘美)
歳の離れた姉妹の物語。仲のいいようで悪いような。この人のユーモアのセンスは好きです。
そんなわけでまた明日へ続きます☆
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