群像 2006年 10月号 [雑誌]

群像 2006年 10月号 [雑誌]

群像 2006年 10月号 [雑誌]

いやー、今月の群像は「買い」でしょ?
創刊六十周年記念号ということで、短編の量が半端ない。
好きな作家だけ挙げても、絲山秋子小川洋子角田光代金原ひとみ川上弘美桐野夏生島田雅彦高橋源一郎藤野千夜星野智幸堀江敏幸舞城王太郎町田康などなど……46の短編が掲載されている。
贅沢です。1500円だけど、下手なアンソロジー買うより価値高いでしょう。
これまたちょっとずつでも読んで行きたい。


本来は舞城王太郎あたりから攻めたいが、我慢して最初から一編ずつ読むことにする。
でも集中できない作品はパスします。


●「夜警」(真山真治)
この人の作品を読むのは初めて。読み通せたけど微妙。


●「贋々作を書かざるの記」(阿川弘之
途中までは頑張って読んだけど撃沈。


●「ヒーローの死」(伊井直行
話としては面白かった。


●「うつくすま ふぐすま」(絲山秋子
長い恋の結末がリリカルに描かれる。


●「フードコートで会いましょう」(稲葉真弓
読めないことないけど、もうちょいインパクト欲しいです。


●「風紋」(大場みな子)は途中でパス。自分のこと<ナコ>とか言うな。


●「うずら」(岡崎祥久) 「止島」(小川国夫)もパス。


●「ひよこトラック」(小川洋子
子供に縁のない男と口をきかない少女の物語。ラストはじんとくる。


●「父のボール」(角田光代
思ったより哀しい話だった。でもやっぱ上手いです。


●「デリラ」(金原ひとみ
個人的には主人公が鬱病の話は嫌いなのですが。相変わらず刹那感たっぷりで読ませます。


●「姉妹」(川上弘美
歳の離れた姉妹の物語。仲のいいようで悪いような。この人のユーモアのセンスは好きです。


そんなわけでまた明日へ続きます☆


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