放浪の戦士―デルフィニア戦記〈1〉 (C・NOVELSファンタジア) 黄金の戦女神―デルフィニア戦記〈2〉 (C・NOVELSファンタジア) 白亜宮の陰影―デルフィニア戦記〈3〉 (C・NOVELSファンタジア) 空漠の玉座―デルフィニア戦記〈4〉 (C・NOVELSファンタジア) 異郷の煌姫―デルフィニア戦記〈5〉 (C・NOVELSファンタジア)(茅田砂胡/中央公論新社)

放浪の戦士―デルフィニア戦記〈1〉 (C・NOVELSファンタジア) 黄金の戦女神―デルフィニア戦記〈2〉 (C・NOVELSファンタジア) 白亜宮の陰影―デルフィニア戦記〈3〉 (C・NOVELSファンタジア) 空漠の玉座―デルフィニア戦記〈4〉 (C・NOVELSファンタジア) 異郷の煌姫―デルフィニア戦記〈5〉 (C・NOVELSファンタジア)
ヤバいと思いつつ手を出してしまった<デルフィニア戦記シリーズ>。やっぱおもしろい。数日中に全15巻読み通すこと間違いなし。
側近の陰謀により王の座を追われたウォル。幽閉された育ての父を救い出すため国へ戻る道中、異世界から来たらしい不思議な少女・ルゥと出会う。一見美少年のようにも見えるこのルゥ、実は百戦錬磨の戦士でも歯が立たぬほどの常人離れした戦闘能力を持っていた。行き場のないルゥはウォルの助太刀を申し出る。一方現政府に不満を抱くものたちはウォルの帰還を待ち望んでいた。次第にふくれあがっていくウォルの仲間は<国王軍>となり、<政府軍>と相まみえることに…。
首都コラールと王座奪還までを描いた第一部が4巻まで。5巻からは国王・ウォルとその養女というかたちで王宮入りしたルゥが狙われる陰謀が描かれるよう。なんとなく田村由美の『BASARA』が思い出される。あっちのほうがひねりがあって面白かったけどね。でもこちらもなかなか、というかぐいぐい読ませる。はやく続きが読みたい。