東京小説(紀伊國屋書店)

東京小説
evergreenさんの日記で紹介されていて気になってたところ、ブックオフで見付けたので購入。
間違いなくこれ読んだことある、ということに気付いた。買った記憶はないんだけど…むかし図書館で借りたのだろうか?きっと何年か前なんだろうなぁ。他の作品はあまり覚えてないんだけど、藤野千夜ピーポくんの話だけは強烈に覚えてるんだよね。驚いたのはこのアンソロジーがフランスで発売されるためのものだったということ。フランスの出版社が刊行している<街の小説>シリーズの東京編なのだ。日本とフランスで同時に発売されたらしい。編者もフランス人みたいだし。しかしこのアンソロジーを読んでひとつの街を想像するのは難しいだろう。それぞれが上手く雰囲気を醸し出してる気はするが、まず東京自体に統一できるイメージなんてないからな。まあ他の都市もいろんな一面があるだろうし、こんなものなのかな。今日後楽園で見かけた外国人観光客たちは、あのコスプレ祭りが<東京の休日>だと思ったかもなぁ。