……03/2005

38冊か。アンソロジーやエッセイ、児童文学とかの読みやすいものばかり読んだ気がするなぁ。
檸檬のころ
今月のNo.1はやっぱ『檸檬のころ』(豊島ミホ)。田舎の高校を舞台にした青春物語で、直球な感じが良かった。4冊目にして豊島ミホの一番の作品だと思う。これからも楽しみな人だ。高校生をテーマにした小説なら『girl's blue』(あさのあつこ)もなかなか良かったけど。
2番目は『万物理論 (創元SF文庫)』(グレッグ・イーガン)。頭のなかがぐるぐるになるけど、でも面白かった。今月は翻訳SFいろいろ買ったのになかなか読めなかったなぁ。
3番目は『さくら』(西加奈子)かなぁ。なんかすごくわかりやすい不幸を使うのはやめてほしい気がするんだけど、でも読んでるときは夢中になってしまったんだよね。今後どういう作品を出していくのか気になる。
このほかでは『暗いところで待ち合わせ』(乙一)、『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ)、『ラスト・ワルツ』(盛田隆二)、『神様からひと言』(荻原浩)、『君たちに明日はない』(垣根涼介)、『月魚』(三浦しをん)、『人生ベストテン』(角田光代)あたりかなぁ。