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本の雑誌 (2005-1) たわし踏んづけ新春号 No.259
SIGHT別冊 「日本一怖いブック・オブ・ザ・イヤー2005」 (別冊SIGHT)
本屋さんに立ち寄る。めぼしい新刊はなかったものの、「このミステリーがすごい!」が出てたせいか、ミステリの棚が拡張されてそれなりに盛り上がっている。国内・海外ベスト10の20冊のうち読んだことがあるのは7〜8冊程度か。「このミス」以外にも今年の本をを総括した雑誌がいくつか出ていたので、2冊ほど買う。
一冊目は『本の雑誌』。ま、これは毎月買ってるけど、今号は2004年度ベスト10の特集号で分厚いのだ。今書いてて思ったけど、「2004年度」っていうのはおかしくないか?2004年度ってことは2004年の4月から2005年の3月までだよね?これからの3ヶ月間は?まあ別にいいけどさ…気になる。さてこの雑誌での第1位は恩田陸夜のピクニック』。納得の1位です。このほか読み応えのある記事が多かったけど、個人的なピカイチは枡野浩一のエッセイでしょうか。もっと頻繁に登場してほしい!
もう一冊はロッキング・オン発行の『日本一怖い!ブック・オブ・ザ・イヤー2005』。あれ?こっちは2005…ってことはこういうのは一年先取りなのが普通なのか。ややこしいなあ。これは季刊誌『SIGHT』内の企画が今回はじめて独立別冊というかたちで発行されたらしい。<読者も作家も読むのが怖い!。日本一シビアな「激論」ブックガイド>とコピーからもやる気があふれてますが…。中身はというと、「高橋源一郎×斎藤美奈子」「北上次郎×大森望」などの書評家対談や、作家では伊坂幸太郎よしもとばなななどのインタビューなど結構濃い内容。普通のエンターテイメント小説だけでなく、政治・ビジネス・サイエンス・コミックなども網羅してある。企画ページもなかなか読み応えがあって満足。来年以降も出してほしいなあ。