Day

なんとか朝方に平熱を確認して、「今日こそ遊ぶぞ!」と。丸二日寝てたせいかだるさは取れず、タクシーで上野へ。
A子と合流し、上野西洋美術館のマティス展へ。
久しぶりの絵画展で気になったことといえば「みんな至近距離で見すぎ!!」人が多かったせいか余計気になるのかもしれないけど、自分の顔の面積の何倍もあるような絵画を30cmの距離で見てもしょうがないでしょうに。絵描きでもあるまいし…。マティスだってそんな至近距離で見られるもんだと思って描いてないと思うよー。2m離れて観ればいいのに。そうじゃないと絵の全景は見えないですよ。近づくのはそれからでもいいと思うんだけど。そんな枠が定められたぎりぎりの位置で平行移動してても…。おかげでちょっと離れてみようと思っても全然見えないし。土日はやっぱ厳しいなー。そして子供!子供連れてくんな!!情操教育とか言うんだったらパンフでも買って帰ってやってくれ。あきらかに退屈してて泣き喚いてたじゃないか!!!他人の迷惑親知らず…。
ついでに常設展も見た。宗教画は素通りした。宗教画を観すぎたら気分悪くなると学んでいたので。ロダンはいいな。エロチックで。
ショップで額縁ついての本を買ってきた。結構気になる。額縁によって印象が変わるもの。とくにマティスの絵は金のゴテゴテした額縁は似合わない。一番似合うと思ったのは黒に金のラインが入ってるシンプルなやつだ。マティスはポップな絵が多いのであまり派手な額縁はダメだ。シンプルでかつ歴史を感じさせるものが一番似合う。そりゃー美術史では有名な人だろうけどだからといって金縁ばかりつけるのも違うと思う。額縁によってもとの絵画を何倍もよく見せることが出来るのになあ。
上野から新オープンの丸善本店へ。さすがオープンして最初の週末。人多すぎ。うーん、特定の本を目当てに来るならいいかも…。つーか天井近くまで作られた棚、届かないって…。一応はしごのように足棚が置いてあるけど、一応使ってみたけど、ぐらぐらして不安で怖い。だから上段の気になる本をがぼっと抜いて下に降りて読んでまた昇って戻す、っていうのがうっとうしいな。あと同じ文芸なら単行本と文庫は同じ階にあってほしいなー。あと海外ミステリの棚が薄すぎる。まあ勝手な希望ですが。しかし異常ににぎわってたなー。あんなにも人が入ってる本屋を見たのは初めてだ。店員さんの態度はどのコーナーも良かったです。

東京駅から銀座まで歩き、韓国料理屋で夜ご飯。「とんちんかん」という不思議な名前の店だったが、けっこうお客さんが多い。小松菜キムチ、山芋と豆腐のチヂミ、モヤシナムル、水餃子、カルビスープなど。ロゼワインと一緒に。日本人向けっぽい味付けだがなかなか美味。なぜ「冬のソナタ」みたいなドラマが異常に流行ってるのか、ということを話していたが、帰りにタクシーの運転手さんが偶然にも冬ソナの話をはじめ、「え?お客さん見てないの?何で!?」となじられる始末。おじさんにも人気が高いんだね。