Day

なんか仕事関係で心揺れる誘いを受けて一日中読書に集中できず。うう、どうしようと思いつつ久しぶりに夕飯は鍋。金目鯛のあらが安かったのでそれで出汁をとって適当に味付け。やっぱ鍋はうまいのだ。冬が待ち遠しい。
漫画を買ってきて読む。
満月の夜 (上) (祥伝社コミック文庫) 満月の夜 (中) (祥伝社コミック文庫) 満月の夜 (下) (祥伝社コミック文庫)
満月の夜 (上) (祥伝社コミック文庫) 満月の夜 (中) (祥伝社コミック文庫) 満月の夜 (下) (祥伝社コミック文庫)
この人の漫画結構好きだ。絵は普通だが、会話が異常に長い。どの登場人物もしゃべる、しゃべる。普通は文字が多くなることは漫画として嫌われるのかもしれないけど。でもわたしがこの人の作品が好きなのは、すべての登場人物が健気なことだ。下手な嘘をつけない(時に上等な嘘はつく)人物たちにすごく愛着を持ってしまう。この作品は、体の相性がいいということのみで付き合ってた二人がやがて結婚し、その後の生活まで描かれたもの。心がちぎれるほど愛して欲しい、と願う作中人物たちが優しく描かれる。恋愛としてはいばらの道を敢えて進んでいく登場人物たちが決して痛々しくは見えない。大人の恋愛漫画だ。個人的には『天使の分け前』の司クンが後半出てくるのが嬉しい、ていうか司クンスケコマシ度を上げたわね…なんて思ってたら『天使〜』のほうがあとに発表された作品だった。ちょっぴりキャラが違う気がしたのはそのせいか。ただの脇役として終わらせるには惜しい存在だと思ったのだろう。

夜がふけても落ち着かず、高校時代の友達に次々と電話してみたりする。なんか高校時代の友達って…、何ヶ月ぶり何年ぶりに電話しても距離感が近い。男でも女でも。社交辞令を必要としない電話はいつも心を落ち着かせる。本人目の前では死んでも言わないけど。