夏休み?

携帯を買い換える羽目に…。しかし機種変更が思ったより高いので、思い切ってauに鞍替えして新規で購入した。しかし最近の携帯は全体的に重さが増してきてるような気がする。カメラの性能の高さに比例しているのかしら。まあデジカメだと思えば安くて軽いけど、よくよく考えるとわたしは携帯のカメラなんてほとんど使わないし、メールはPCばっかりだから、機能満載のものなんて無駄なのだ。となればあとはもう見た目でしか価値基準はなく、結局今さらINFOBAR(白黒)。


携帯の手続きが済んだ後30分ほど待たされたので、本屋をぶらぶら。今回の芥川・直木賞はやっぱり書店でも盛り上がってないなあ。前回はすごかったものね。今回の受賞についてはやっぱりメッタ斬りコンビの対談が的を得ていて楽しかった。
http://media.excite.co.jp/book/news/topics/089/
受賞作発表後のトヨザキ社長のやさぐれっぷりが笑える。わたしも伊坂&舞城コンビで獲ってほしかったわ。この対談のなかでも取り上げられていた伊坂幸太郎の『グラスホッパー』がそろそろ発売されたのではないかと書店で探してみたが、まだだったので残念。ま、今週は買っても読む時間がないけどね。

そういえば青山ブックセンターがつぶれた。仕事の都合で毎月一度は新宿南口に行ってたので、帰りに新宿店に必ず寄ってた。セレクトされた棚は、普通の書店と違って「探している本」を見つけるのには向いてなかったものの、そこでなければ手に取らなかっただろう本とたくさん出合えて、ぶらぶらしがいのある本屋だったのだ。残念。ここで出合った本と言えば高田喜左、平野恵理子、Oka-Chang宮沢章夫など、エッセイが多かったな。


▼読書
『なぎさの媚薬』重松清小学館
エ…エロ小説じゃん!って思ったら、本当にスポーツ新聞に連載されてたものらしい。間口広いな、重松清。ま、これならブックカバーなしでも堂々と読めますね。重松清だし、いい人に見られるかも。でもエロ小説ですよ。


『愛情日誌』夏石鈴子/マガジンハウス)
小さな子ども二人と仕事を抱え、毎日目が回るような生活を送っている主婦のリアルな気持ちが描かれた秀作。若いときとは「セックス」に対する体と心の向き合い方が変わってしまったことが、自覚的に肯定されている。なんか「主婦の物語」なんて言葉じゃ足りない。この人の小説はどんな主人公であれ、何歳であろうと変わることのない「女の子」の部分を描くのがとても上手い。帯の「セックスなんて、ちょっと水くさい気がする。」ってのがまたいい。どきどきする恋愛時期が終わっても続けていける関係は、本当に素敵。



夕方になると久しぶりに涼しくなった。セミの声も聞こえて、いいかんじだ。京都ではうるさいくらいにミンミン聞こえたが、こっちでは木が少ないからか1匹か2匹くらいしかいないようだ。久しぶりに京都に行くと、自然の存在がすごく感じられた。3方向に山は見えるし、鴨川もあるし。東京にも川はたくさんあるのだけど、きっちり横が埋められてるので「でかいドブ」にしか見えない。鴨川は基本的に川から何メートルも土の部分があるから余計にひろびろとした感じを得られるのだと思う。ま、それはそれで人の手によって管理されてきたものだけれど。


仕事が終わらない…。間に合うのか!?