夢売るふたり

夢売るふたり 西川美和の世界

夢売るふたり 西川美和の世界

(12/日)劇場にて。深読みしがいのある映画だった。一切の説明が排除されたこの映画において、観客は読み取らなくてはならない。自分の想像が正解かどうかは永遠にわからないけど、何度も思い返して考えさせられる映画との出会いは楽しい。コントのような前半、徐々にヘビーに転がる後半、の途中から出てくる探偵鶴瓶の存在が痛々しいラストを少しだけ和らげる。そのバランスもよかった。