冥土めぐり

冥土めぐり

冥土めぐり

鹿島田さんの小説初読み。とくに併録の「99の接吻」のほうに濃く感じる少女小説的な色合いが特徴なのかな。「99の〜」はどっぷりねっとり女たちの世界でそれはそれで面白いのだけど、芥川賞受賞作でもある表題作が好み。開放感のあるラストがいい。