(11/日)
神楽坂恵が好きな人(含監督)には大満足な映画ではなかろうか。
水野美紀演じる女刑事が愛人とラブホで逢瀬中に呼び出され円山町の廃墟アパートで猟奇的な遺体を発見するOPのくだりは『セブン』的なスリリングさで一気に引きつけられたけど、
神楽坂恵が登場して以降は園監督らしい盛り盛りなくどさが同時に鈍重。セックスで抑圧を解放させた女たちがただただ転落するっていう何の意外性もない展開もなんだかなー。そして劇中のエピソードそのまま分かりやすくなぞっただけのラストにもガクッと肩が落ちた。うん、ちょっと残念。