九月が永遠に続けば (新潮文庫)(沼田まほかる)

九月が永遠に続けば (新潮文庫)

九月が永遠に続けば (新潮文庫)

一人息子の失踪と愛人の死……主人公の身近で連続して起きた事件の裏で、次々と明らかになる登場人物たちの愛憎が雪だるま式にふくれあがって、飽きること無くラストまで一気に持っていかれた。ちょっと味付け濃すぎな気もするけど、面白かったのでアリです。この作品、なつかしきかな、今はなき角川のホラーサスペンス大賞受賞作なのね。五十嵐貴久とか誉田哲也道尾秀介など今流行のミステリ作家がけっこう受賞してるよね…。