……04/2007

また少ないです…15冊。

目白雑録(金井美恵子
軽いめまい(金井美恵子
ジェネラル・ルージュの凱旋海堂尊
鹿男あをによし万城目学
GOSICKs 3 (3)(桜庭一樹
文學少女の友(千野帽子
妖女サイベルの呼び声(パトリシア・A・マキリップ)
桐畑家の縁談(中島京子
八日目の蝉(角田光代
文藝ガーリッシュ 素敵な本に選ばれたくて。(千野帽子
テロル(ヤスミナ・カドラ)
悪人(吉田修一
どれだけ読めば、気がすむの?(豊崎由美
家日和(奥田英朗
変身(嶽本野ばら

しかも今月はちょっと、これといったアタリが少なかった気がします。


とりあえず新刊から五冊。

ジェネラル・ルージュの凱旋

ジェネラル・ルージュの凱旋

これはもう、奇跡の復活な一冊ですから。デビュー作が好きだった人は読んでください。


八日目の蝉

八日目の蝉

角田光代初(?)の長編サスペンス。多作なだけに、ちょこちょこ新しい方向に挑戦していくのはアリでしょう。でも軸はぶれていないので、相変わらず好きですね。


テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)

テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)

温厚な妻が自爆テロ!?……という衝撃的な一作。フィクションとはいえ、多くのリアルを背景に感じる作品でした。


家日和

家日和

様々な家族のかたちを通して「home」そのものに迫ったこの短編集、誰かを生活を共有したことのある人ならぐっとくると思う。意外性のないストーリー展開なのに引きつけられるのは、もう著者の上手さというしかない。


変身

変身

久々にコメディタッチの野ばら作品です。原作カフカ版では人間が虫になっちゃうけど、本作では超ブサイクが超イケメンになっちゃうわけで……!?  いろんな意味で「男は顔じゃない」って思わせてくれる痛快コメディーです。