……2005/12

まとめるには早すぎるけど、明日から大掃除、忘年会、帰省…などなどばたばたして更新できそうなので、今日まとめて。

スープ・オペラ(阿川佐和子)★★★
ヴェネツィアで消えた男(パトリシア・ハイスミス)★★★★
事件当夜は雨(ヒラリー・ウォー/)★★★★
この町の誰かが(ヒラリー・ウォー)★★★★★
西の善き魔女 (8)(荻原規子)★★★★
シシリエンヌ(嶽本野ばら)★★★★
ハートブレイク・レストラン(松尾由美)★★★★
11の物語(パトリシア・ハイスミス)★★★★★
ほとんど記憶のない女(リディア・デイヴィス)★★★★
グレアム・ヤング 毒殺日記(アンソニーホールデン)★★★★★
愛の保存法(平安寿子)★★★★
平成マシンガンズ三並夏)★★★★★
GOSICK(5) ―ゴシック・ベルゼブブの頭蓋―(桜庭一樹)★★★
貴婦人Aの蘇生(小川洋子)★★★★★
砂漠(伊坂幸太郎)★★★
落下する緑 永見緋太郎の事件簿(田中啓文)★★★★
翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった(金原瑞人)★★★★
クリスマス・プレゼント(ジェフリー・ディーヴァー)★★★★★
どんがらがん(アヴラム・デイヴィッドスン)★★★★★
クリスマス・ストーリーズ(大崎善生奥田英朗角田光代島本理生・蓮見圭一・盛田隆二)★★★

以上、二十冊。うち8冊が翻訳小説。過去最高に翻訳小説の割合が高い月となった。
しかもアタリ多し!面白い本ばっかり読んだなぁ。
だから選び辛いけど、国内小説ではやっぱ「平成マシンガンズ」のインパクトが強かった。デビュー作でこのクオリティの高さ!しかも15歳!! 素晴らしかったです。そして文庫版で初めて読んだのだけど「貴婦人Aの蘇生」も良かった。小川作品の中では間違いなくトップ3に入る。あとは「西の善き魔女」文庫版がついに終結。楽しませてもらいました。
海外小説は…もうすべてがアタリだったね。とりあえずファンとして嬉しかったのがディーヴァーの「クリスマス・プレゼント」。長編でも短編でも上手いですよ、この人は。ハイスミスの「11の物語」も最高。ていうか怖い。そしてヒラリー・ウォー。まだ三作しか読んでないけど「この町の誰かが」が個人的にはベスト。恩田陸が好きな人は絶対楽しめる作品だ。「どんがらがん」も「ほとんど記憶がない女」も個性的で楽しかったしなぁ。う〜ん、やっぱ全部面白かった。ハッピーな年末です。