Book(16)

狐罠 (講談社文庫)
狐罠 (講談社文庫)北森鴻講談社文庫)
借りモノ。この人の作品を読むのは初めて。
裏表紙のあらすじより―
店舗を持たず、自分の鑑定眼だけを頼りに骨董を商う「旗師」宇佐見陶子。彼女が同業の橘薫堂から仕入れた唐様切子紺碧碗は、贋作だった。プロを騙す「目利き殺し」に陶子も意趣返しの罠を仕掛けようとするが、橘薫堂の外商・田倉俊子が殺されて、殺人事件に巻き込まれてしまう。古美術ミステリーの傑作長編。
いやーおもしろかった。古美術の世界の物語なのでけっこう専門的な内容も出てくるが、丁寧に書かれてるので全然読みにくくないし。「ギャラリーフェイク」みたい。キャラクターも魅力的。この人の作品、もっと読みたいなー。