Book(22)

緋色の囁き (講談社文庫)
緋色の囁き (講談社文庫)綾辻行人講談社文庫)
ついに「館」シリーズ以外の綾辻作品に到達。暗黒館読んでないんだけどね。あの分厚さに手を付けられるのは仕事が一区切りする27日以降だな…。
東京から離れた山奥に建てられた「聖真女学院高等学校」という規律厳しい高校に、ある事情から転入してきた冴子。冴子が転入してきた時期から次々と起こる謎の殺人事件に、冴子自身の封じられた過去の記憶が呼び戻されて―。
おちゃめなふたご」を読んだときは寄宿学校にあこがれてたけど、実際はつらいだろうなあ。同じ年頃の女の子たちと24時間一緒だなんておそろしいわ。
簡単に名前を付けるなら学園ホラーサスペンス。だけど巧みな構成といい、ラストのくだりといい、さすが綾辻。群を抜いてます。この<囁き>シリーズも次々と読んでいきたい。