2004-10-12 Book(13) ◆水車館の殺人 (講談社文庫)(綾辻行人/講談社文庫) 幻の藤沼一成の作品が開帳される一年に一度の機会―、一成の絵画を欲する人間たちが集まる<水車館>。一年前に消えた人々、そして新たに訪れた<招かれざる客>島田潔。事故により仮面をかぶらざるを得なくなった主人、幽閉された美しい妻、己の欲望を満たす客人―。一年前に起きた惨劇と同時進行で同じ集まりが描かれる。 途中で犯人はわかったものの、そのあとのどんでん返しには驚かされる。